ネタバレ感想【映画ジュラシック・ワールド/炎の王国】後半は蛇足!?
こんばんは!初心者映画ブロガーとんです。
『ジュラシック・パーク』シリーズの最新作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』が公開されますね!
復習もかねて、前作となる『ジュラシック・ワールド/炎の王国』を見たので感想を書いていきたいと思います。
この記事は『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のネタバレを含んでいます。未視聴の方はご注意ください。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のあらすじ
前作でハイブリッド恐竜のインドミナス・レックスとT-REXが激闘を繰り広げ崩壊したテーマパーク「ジュラシック・ワールド」を有したイスラ・ヌブラル島に、火山の大噴火の兆候が表れ、恐竜たちの生死を自然に委ねるか、あるいは危険を冒してでも救い出すか、人間たちは判断を迫られていた。そんな中、恐竜行動学のエキスパートのオーウェンはテーマパークの運営責任者だったクレアとともに、恐竜たちを救うべく行動を開始するが、その矢先に島の火山で大噴火が発生する。
引用元:作品情報 | ジュラシック・ワールド 炎の王国 | 映画.com
前作『ジュラシック・ワールド』では『ジュラシック・パーク』シリーズお決まりの流れである、檻から恐竜大脱走!が起こりましたが、今作は大脱走後のテーマパークから始まります。
火山噴火の予兆で、「恐竜を生かすか、見殺しにするか」と選択を迫られることに。
前作であれだけ大問題を起こしたのに、いまだ生かす選択があることに驚きでした。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の登場人物・キャスト
オーウェン役 クリス・プラット
前回から引き続きオーウェン役。クリプラと言えば私の中で『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のイメージが強いです。あっちではおちゃらけキャラですが、今回は恐竜に関しては頼れるお兄さんって感じ。ラプトルと強い絆を結んでいて、ブルーを助けるために奔走。
日本語吹き替えは玉木宏。声優としてはちょっぴり残念だった印象。
クレア役 ブライス・ダラス・ハワード
こちらも前回から続投でクレア役を演じてます。ブライスさんのイメージは完全に『ジュラシック・ワールド』しかないんですが、『スパイダーマン3』でグウェン役をされていたとか。髪色が全く違うので気がつきませんでしたが、確かに顔が一緒!
前作では恐竜を金儲けとして考えてた一人でしたが、心を入れ替え今回は恐竜を助けるために奮闘!気丈で度胸もある、まさに強い女って感じです。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』感想レビュー
おもしろい!ただ蛇足な部分も?
結論、私は十分楽しめました。
「生かすか・殺すか」がテーマにある今作は、終始ダークな雰囲気が漂っています。特に火山が噴火し、煙に飲まれていく恐竜たちの姿は儚くも美しく、胸が締め付けられます。
かつて恐竜が滅びた歴史が繰り返されたような、あのシーンは最高でした。
ただ後半の館パートは蛇足かな。
館パートでは恐竜の競りが行われるなど、人間の浅ましさがプンプンになります。ただ舞台がイスラ・ヌブラル島から、館に移るのでどうしても手狭な感じが否めません。
恐竜が出る→ギリギリ回避→悪役登場→恐竜が助けれくれる
みたいな流れは『ジュラシック・パーク』シリーズでよくありますが、舞台が狭いことで今回は迫力に欠けるので、「おいおい、またか?」となります。意外性がないというか。
主人公たちが下す決断にどうしても同意できない!
前作の『ジュラシック・ワールド』で秘書ザラがプテラノドンにびょんびょんと遊ばれ、最終的にモササウルスに捕食されてしまうシーンを覚えていますか?
このシーンに衝撃を覚えた人は多いのではないでしょうか?私もそのうちの1人で、数日は頭から離れませんでした。笑
あのシーンに衝撃を覚えたからこそ、噴火で死にゆく恐竜に同情しても助けたいとまでは思えませんでした。だってあんな死に方したくないし……。
でもメインキャラクターたちは恐竜を助けてしまうのです。予想していた選択ですが「マジかよ!?」って言っちゃいました。
あれだけ大事件を起こしておいて、その選択は一種の逃げなんじゃ?と思います。選択してるようで未来に放り投げただけ、そんな感じです。
だからこそ、煙に飲まれていく恐竜の場面で終わりにしておくのが良かったんじゃないかと思います。サブタイトルと合致するし、観客の気持ちに沿いつつ、少しの罪悪感を与えるエンド。どうすか?
最後に
いかがだったでしょうか。批判的なことを書いちゃいましたが、映画自体は楽しめましたよ!本当です!
生き残るのは人間か、恐竜か。世界規模となった次回作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』に期待が高まります!
では!